◆いくつもの不調で大切なのは自律神経系の安定

日頃感じる体の不調には、様々なものがあります。そして、その苦痛・痛みの程度には個人差があります。どのような症状であっても共通して「自律神経」の問題がみられます。自律神経の機能的アンバランスにより、筋緊張が強まったり、痛みを感じやすくなったり、内臓の機能低下を伴うなど、多様な症状に繋がる可能性が高まります。当院では、自律神経の働きを整え、様々な症状の改善を促します。

自律神経失調症状の例

肩こり / 腰痛 / 頭痛 / 外傷後の症状 / 関節痛 / しびれ / 睡眠障害 / 顎関節の不調 / 胃腸の不調 / 息苦しさ / ドキドキしやすい / 情緒の問題 / 胃腸の症状 / 痛みを感じやすい など

例えば、肩こり・頭痛・腰痛・胃腸の不調・不眠……いっけん無関係のようにみえる症状ですが、施術後に同時に改善傾向がみられるケースがあります。自律神経の働きを整えること、そして、検査から得られた情報をもとに各必要な施術を行うことで、複数の症状に変化がみられます。それぞれの症状に対して、複数の病院を受診することなく、身体の調子が良くなったと感じられるのはそのためです。

人の体は自身の努力で乗り切れるケースと、自身の努力では難しいケースとがあります。自律神経の調整に関しては、後者です。何かしらのつらい症状が出ている場合は、当院へご相談ください。カイロプラクティックケアにより、神経の機能回復が促されると、家庭でのセルフケア・ストレッチなどの効果が表れやすくなり、今後の健康管理・セルフケアが楽になります。

 

  

◆ストレスによる体調の変化

ストレスを感じたときに、肩こりや頭痛がひどくなったり、何かしらの体調不良を感じたことはありませんか?ストレスにさらされた時、身を守る防御システムとして、副腎皮質という臓器から「コルチゾール」というホルモン分泌が増えます。「困難を克服するぞ!」と意欲のわく一時的な負荷は、モチベーションを上げるために役立ちます。

また、コルチゾールの働きは、抗炎症や免疫抑制、糖・たんぱく質・脂質の代謝の促進が挙げられます。一方で、心身へかかるストレス状態が長期にわたると、何かしらの体調不良を感じるようになる場合があります。コルチゾール分泌が慢性的に高くなることで、うつ病や睡眠障害につながる恐れもあるため、ストレスにさらされた状態を変えることが必要になります。

ストレスによる反応

ストレス → 視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)分泌 →  下垂体前葉より副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進 → ACTHが副腎皮質を刺激 → コルチゾール分泌促進 

   

これを「視床下部-下垂体-副腎系(HPA系)と言いますが、何が問題になるかというと、分泌促進されたコルチゾールが、糖質・脂質・タンパク質等の代謝に影響したり、臓器の働きに変化を与えたり、血糖調整・アレルギー抑制にも影響する点です。長期化することで、海馬の萎縮や脳機能のアンバランスをきたす可能性があるのです。

ストレスは、本来、体の活動や維持には必要なのですが、日常における過剰な刺激や刺激不足により、正常なシステムが乱れてしまうことが問題となります。システムの乱れは、自覚症状が無い場合でも筋肉のトーンや筋力、目の動きや様々な反射によりその傾向をつかむことが可能です。

ストレス症状でお困りの方やなぜか体の緊張感が抜けない、といった方にも当院を活用していただければと思います。