予期せぬ痛み「ぎっくり腰」「寝違え」
ぎっくり腰や寝違えといった急な痛みは、予期せぬタイミングで見舞われることが多いです。症状が強い場合は、日常生活や仕事へ影響してしまうケースも少なくありません。
ケース1:
腰を屈めて鞄を手に取ろうとした瞬間に、腰に痛みが走りその場から動くことが困難になった。その日は、出社することができなくなった。
ケース2:
外出時、足を一歩前に踏み出したとたんに、腰に激痛が走り歩けなくなってしまった。たまたま近くを通りかかった方たちに補助してもらい歩道の脇で休んでいた。
ケース3:
朝、目覚めてみると首の痛みがあり、頭を動かすことができなくなってしまった。かろうじて右側のみ少し顔を向けることができるが、車の運転ができず困ってしまった。
お早めにご相談ください
ぎっくり腰や寝違えは、繰り返し痛みを感じたり、強い痛みに不安を感じ続けることで、交感神経(※)が優位な状態となり、自律神経が乱れ、回復を遅くさせるケースもあります。
「数日間、様子をみていたら症状が緩和されていったが、3週間経った今でも、まだスッキリと痛みがとれていない」という方もいらっしゃいます。軽度の痛みや違和感が残ているという方もご相談ください。
※自律神経である交感神経は、血管の収縮や筋肉の緊張に関係しています。結果、筋肉の過剰な緊張や機能低下、姿勢などに影響します。
◇ご予約について
下記をお読みいただき、当院へご連絡ください。
予約制ですが、当日、ご予約がとれなかった場合は、ご予約日までの対処法をご覧いただき、症状の変化等、来院時に担当カイロプラクターへお伝えください。
電話 045-945-7238 (休診: 木曜・祝日)
◇様々な痛みの強まり方
ぎっくり腰は「物を持ち上げた瞬間に腰に激痛が走った」
寝違えは「朝、目覚めて首の痛みに気づき、痛みで頭を動かすことがつらい」といった発症のきっかけや時間がわかる場合がある一方で、そうではないケースも実は多くあります。
「午前中に腰がなんとなく重いような痛いような…」という状態から、徐々に変化していき夕方には体を動かすたびに痛み、いわゆる「ぎっくり腰」に近いような日常動作への支障が出てしまうケース。そして、首の痛みについても、朝の起床時は「いつもの肩こり」程度だったものが、時間の経過とともに悪化していき「右を向くことができない」「うがいができない」といった痛みを伴う可動制限を生じるケースがあります。
◇ぎっくり腰(急性腰痛)の対処法
★ご予約の日時までの間で、痛みが酷い場合・痛めた直後(1~2日ほど)は、患部を氷嚢(水をくぐらせた氷)で10~15分間冷やしましょう。痛みの緩和・炎症を起こし悪化するリスクを減らします。※凍傷にご注意ください。
★股関節・膝関節を曲げた姿勢で横になると、腰痛が楽になる場合が多いです。
★入浴で温まったり、ご自身でのセルフマッサージは控えてください。
★腰痛用ベルト・骨盤ベルトは、楽になるようであれば、来院予定までの歩行など活動時に利用してもかまいません。
◇当院ご予約前に医師の診察をおすすめするケース
稀に下記のようなケースがあります。その場合は、病院で画像検査や血液検査が必要になることがありますので、疾患の疑いを除外するために受診後、緊急の処置が不要でしたら当院をご予約ください。(もしくは、当院で症状を伺い、必要であれば、施術をせずに医師の診察をお願いする場合がございます)
□最近、事故や落下などの激しい外傷があった
□発熱を伴っている
□安静にしていても24時間、痛みを感じる
□楽に感じる姿勢が無い
□痛みが強まっている
□排尿、排便障害が起きている
□筋力が入らない部位がある。 例:足に力が入らず立つことができない
□普段はみられない症状を伴っている
◇寝違えの対処法
★無理に頭を動かそうとしたり、重い荷物を持ったりと、強い負荷を避ける動作は避けましょう。
★ご予約の日時までの間は、ご自身でマッサージをしたり、温めたりすることは避けましょう。(症状が悪化するケースが多くみられるためです)
★当院へお越しになる前に、医師の診察を受けたほうが良い症状は、上記に加えて以下の症状が挙げられます。
□冷や汗がひどい
□胃部不快感や吐き気がある
□肩・腕の痛みを伴っている
□胸部痛や息苦しさ(呼吸困難)を伴っている
□手や腕に力が入らない